2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

星野富弘

見ているだけで何も描けず一日が終わったこんな日と大きなことをやりとげた日と同じ価値を見出せる心になりたい 花の詩画集「鈴の鳴る道」より

大寒

寒ざくら 海は風のみ 運びくる 寒の水 打つて灯ともす 小路かな かみしめて 無能の果ての 日向ぼこ死を思ひ 生また思ふ 日向ぼこ 冬蝶が 吾が影に来て 寄りにけり

睦月

落葉松の 山は斑雪に 昏るるなり雪谷を へだて落葉松 山暮るる

新年

冬空を 支えし枝の ますぐなる