箱根路や 奥嶺は霧ふ 片紅葉秋の風 身のうちに来て 呪文となる 飽きもせず 生くるしぐさの 落葉掃き思ひ捨てし ことも投げ入れ 落葉焚く昨日の思ひ 今日の思ひの 落葉焚く
オルゴール 鳴らぬ箇所あり 秋の暮れ 湖藍く もみぢは暁けの 色に澄む 空の浪 ただよひながら 銀杏散る ひとひらの 落葉心に 止どめをり 胸に降る 落葉は天に かへりゆく
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